駆け出しの桃太郎


「駆け出しの桃太郎」 脚本:小野寺経亭

  • 二人芝居(男×男or女)
  • 約3分

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台本PDF・小野寺 経亭:daihon_momotaro

絵コンテPDF・聖 渚:konte_momo

 

主な登場人物

  • 若者(男or女)
  • 桃太郎

 

シナリオ

一人で缶コーヒーを飲んで物思いに耽ってる若者。
田舎から上京したものの、都会の冷たさにため息。

そんな若者の目の前にみすぼらしい恰好の桃太郎。

「え?」
「え?」

ももたろうに話を聞いてもらう。
「世界に一人だけしかいないような気分なんです」
そういうと、桃太郎は
「自分もまだ駆け出しで、仲間なんて一人もいないんすよ」
「え、犬とかサルは?」
「犬?犬も仲間のうちに入るんすか!(笑)」
「でも昔話の絵本とかでは・・・」
「絵本・・・?いや、自分まだじいちゃんとばあちゃんの家出たばっか
だし、絵本なんて書いてないっすよ?人ちがいじゃないですか?」
「え、だって、もも太郎さんですよね?」
「はい」
「・・・あれ?」

「まあでも、今のところ知り合いもまったくいないんで、犬とかぐらいしか
仲間としてついてきてくれないんじゃないかとは思ってます」

「いや、でも、ほんと犬もサルもいい仲間だったらしいですよ!」
「誰の話してるんすか~(笑)」
「自分がこの世で一番不幸だと思ってたけど、ももさんと話して
みて同じような人はいるんだな、って安心しました」
「いや自分こそなんか仲間集めのアドバイスまでもらっちゃって
すんません。鬼退治頑張りますわ」
「じゃあ、行きます」
「あ、待ってこれ」
「きびだんご・・・」
「ばあちゃんが作り溜めしてくれて、たくさんあるんすよ」
「これ食ったら仲間・・・とかないですか?」
「一緒に鬼退治してくれんですか~?(笑)」
「勘弁して下さいよ~(笑)」
「冗談ですよ!でもその案もいいかもしんない。
次仲間にしたいやつ、それで誘ってみようかな?」
「恨まれますよ(笑)」

「・・・じゃあ」
「じゃあ」
二人別方向へ歩き出す。

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